子犬にワクチン予防接種する場合の注意点とは?接種前と接種後について解説
子犬にワクチン接種する前後の注意点について
この記事を読むための時間:3分
子犬を家族の一員として迎え入れて、早く散歩に連れていったり、人に慣れさせたり、お出かけをしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、感染症から愛犬を守っていくためには、ワクチンの接種をしっかりと行う必要があります。
獣医師の許可を得ることができたら、初めて散歩に出かけることができます。では、ワクチン接種をする前後に行うべき注意点とはどのようなものでしょうか。
この記事では、ワクチンを打つ場合の注意点について詳しく解説を致します。
ワクチン接種の前後の対応について
一言でワクチン接種と言っても、飼い主側で対応するべきことはあるのでしょうか。ここでは、ワクチン接種の前後に注意するべき事柄についてまとめています。
飼い犬のワクチン接種をする時期が近づいている方は、ぜひ参考にしてください
ワクチン接種前の注意点とは
ワクチンを接種するのは、ウイルスや細菌などさまざまな病原体から身体を守り、病気になりにくくするためです。
ただしワクチン接種は、異物を身体に取り込む必要があります。ですので、できるだけ愛犬の体調が安定している日を選んで摂取するようにしてください。
また、受診する時刻は午前中を選ぶようにしましょう。これは、万が一ワクチンアレルギーを発症したときに、すぐに対応できるようにするためです。
では、ワクチンの接種を控えたほうが良いケースとはどのようなものがあるのでしょうか。下記にまとめましたので、参考にしてください。
- 元気がない
- 嘔吐・下痢
- 病気の治療をしている
- 栄養失調を起こしている
- 高齢に達している
- 生後60日以内である
- 過去にワクチンアレルギーを起こしたことがある
ワクチン接種を止めた方が良いケースは、上記となります。
この中でも、ワクチンアレルギーでアナフィラキーショックを発症したことがある場合は、同じワクチンを打つのは止めましょう。
また、体調が悪い場合もワクチン接種は控えましょう。ワクチンは、体に対して無力化させた病原体の一つであるため、体の負担となってしまう可能性があります。
特に弱ったタイプのワクチンを、免疫力が弱っている子犬に摂取すると、病原体が増殖する可能性があります。
また、疾患病を持っている状態でワクチン接種をして体調不良になった場合、ワクチンが原因か他の疾患が原因かわからなくなります。
普段の生活で、明らかに異常を見受けられた場合は獣医としっかりと話し合ってワクチン接種の有無を決めるようにしましょう。
ワクチン接種後の注意点とは
上記では、ワクチン接種前の注意点について紹介を致しました。続いては、ワクチン接種後の注意点についてまとめました。
- 予防接種を受けた後は、ワクチンアレルギーが発症しないように接種後30分は医療機関で待機するか、万が一発症した場合に獣医の元にすぐ行けるよう注意しましょう。
- 激しい運動は控えるようにする
- 注射後を掻かないようにカラーを使って防止させる
- 1週間はシャンプーをしないようにする
ワクチン接種をした後は、稀にアレルギーを発症する犬がいらっしゃいます。アレルギーにも、30分前後で発症するタイプや12時間後に発症するケースがあります。
異変が起きたらかかりつけの医師に相談する
ワクチン接種後に異変を感じた場合は、すぐに掛かりつけの獣医師に相談をしましょう。稀に「様子を見てみよう」と、自身で判断する飼い主様がいらっしゃいますが絶対にやめてください。
当然のことですが、一番苦しい思いをするのは愛犬です。何も無いことを判断するためにも、すぐに動物病院に向かうようにしましょう。
まとめ
この記事では、子犬がワクチン接種をした前後の注意点について解説をいたしました。ワクチンは、愛犬の健康を守っていく上で絶対に必要です。愛犬の体調をしっかりと把握して、ワクチン接種を受けるようにしましょう。
少しでも疑問を感じたときは、獣医師と相談し診断を受けるようにしてください。
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