【防災知識】地震の仕組み・基礎知識を知って備えよう
地震の仕組みとは?
この記事を読むための時間:3分
地震に備えるには、地震の仕組みを知っておくことも大切です。この記事では、地震はどうして発生するのか、どんな種類があるのかなど、地震の仕組みをわかりやすく紹介します。他にも「日本に地震が多いのはなぜ?」など、よくある疑問も解決しますので、防災意識を高めたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
地震発生のメカニズム
地震は、「プレートのズレ」によって発生します。「プレート」とは、地球の表面を覆っている厚さ100kmほどの岩盤のこと。このプレートは地球に十数枚あり、その下にはやや柔らかく流動性のある「アセノスフェア」と呼ばれる層があるため、プレートは年間数cm程度の速度で移動しています。この時、プレート同士がぶつかるなどして地震が発生するのです。
地震の種類は主に2つ
地震には主に2つの種類があります。それぞれの特徴と違いを紹介します。
①海溝型地震
「海溝型地震」とは「プレート境界地震」とも呼ばれる地震で、プレートとプレートの境界で起こります。これは、海洋プレートが大陸のプレートの下へ沈み込むと、大陸プレートが引きずりこまれていくのが原因です。大陸プレートが限界に達して、跳ね上がるように勢いよく元に戻ったときに地震が起こります。海溝型地震は規模が大きく、また海の下に震源があるため津波が起こりやすいのが特徴です。
②直下型地震
「直下型」は「プレート内地震」とも呼ばれる、プレートが動くことで岩盤に力が加わってひずみが生じることで起こる地震です。このひずみを「断層」と言い、一度生じた断層のうちまだ動いて地震を起こす可能性があるものを「活断層」と呼びます。この活断層によって起こる地震を「活断層型地震」と呼ぶことも。大陸プレート内地震の場合、初期微動継続時間が短いという特徴があります。
地震に関する疑問を解決
最後に、地震に関してよくある疑問について紹介します。
日本に地震が多いのはなぜ?
日本は世界でも特に地震が多い国として有名です。その理由は、日本が4つの大陸のプレートの上にあり、多くのプレートの境界と重なっているからです。それにより多いのは、海溝型地震だけではありません。プレートの境界周辺はひずみも起こりやすいので、日本には活断層も多く存在しています。日本の他にも、インドネシア、トルコ、メキシコ、ネパール、エクアドルなどの国で地震が多いです。
地震の予測・予知はできるの?
「地震の予報ができれば安心なのに」と思ったことはありませんか?研究が進んでいるとニュースで見たことのある方も多いかもしれません。しかし今の時点では、いつ、どこで、どの規模の地震が発生するかを予知することはできません。現在できるのは、「○十年以内に大きな地震が起こる可能性がある」という予測のみ。いつ起こるかわからないため、防災準備をしておきましょう。また、SNSなどで見る予知情報に惑わされないことも大切です。
震度とマグニチュードの違いは?
震度とマグニチュードの違いがわからない方も多いのではないでしょうか。簡単にいうと、震度はその場所での揺れの強さを、マグニチュードは地震そのものの規模の大きさをあらわします。震度は日本が独自に設けた基準で、1〜10の10段階です。一方マグニチュードは計算で割り出されています。マグニチュードは世界でも使用される単位ですが、計算式や観測方法などが異なる場合があります。
地震の仕組みを知って防災意識を高めよう
地震の仕組みや種類などについて、基本的な知識を紹介しました。なぜ突然起こるのか、日本はなぜ地震が多いのかなどについて初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。この機会に地震や災害への関心を高め、防災準備を進めてみませんか?
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