ペットを海外に連れていく時の入国基準や手続きについて解説
ペットを海外へ連れていく時の入国基準や手続きについて
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海外旅行や海外赴任など、世界を渡り歩く人が増えたと同時に、ペットを一緒に海外へ連れていく飼い主もまた、増加しています。人間が外国へ入国する際にさまざまな手続きがあるのと同じく、ペットも外国へ入国する際はさまざまな基準をクリアしなければなりません。ペットが外国へ入国する際や、日本に帰国する際は、どのような基準をクリアしなければならないのでしょうか?
今回はペットを海外へ連れていく時の入国基準や手続きについてお話していきます。
ペットを海外へ連れていくことはできる?
ペットを海外へ連れていくことは可能ですが、訪問予定の国が定めたペット輸入に関するさまざまな基準をクリアする必要があります。ペットが海外に入国することは「輸入」と同等の扱いになり、輸入を許可してもらうための基準は各国によって違います。なので、ペットを海外へ連れていく際は、訪問国の輸入基準を事前に調査しておくことが必要です。
海外へ連れていくときの入国基準とは
ペットを海外へ連れていく時には訪問国の入国基準を知ることがまず必要になります。入国基準は国によってまちまちなので、事前に調べておかなければなりません。それと同じように海外から日本へ帰国する時も、日本が定めた入国基準をクリアしなければなりません。海外へ連れていく時、また、日本へ帰国する時の入国基準について、もう少し詳しく見ていきましょう。
日本から海外へ入国
日本から海外へ入国する際は、入国する国によって基準が異なりますが、おおよその基準は以下のようになります。
・マイクロチップの有無
・2回以上の狂犬病ワクチン接種
・狂犬病に対する抗体値確認用の血液検査
これらの3項目は指定地域(狂犬病が発生していない国や地域)をはじめ、諸外国が入国基準として定めています。マイクロチップに関しては日本でも2022年6月より、ブリーダーやペットショップ等によって売買されるペットへの装着が義務化され、ペットの飼い主に対してもペットへのマイクロチップの装着を推奨中です。
海外から日本へ入国
海外から帰国する際も、マイクロチップの装着や狂犬病ワクチンの2回以上接種、狂犬病に対する抗体値の確認等を日本では輸入基準として定めています。このほかに海外輸出後に対象地域以外での飼育歴がないこと、対象地域において2年間以上狂犬病の発生がなかったことなども定められています。
海外へペットを連れていく時に必要な手続きとは
海外へペットを連れていく際には、飼い主だけでなくペットも入国や出国に関する手続きが必要です。どのような手続きを行ったらよいのか、具体的に解説していきます。
日本から出国時
ペットを連れて日本から海外へ向けて出国する際には、次の2項目の手続きが必要です。
・入国予定の国に対する輸入手続き
・日本に対する輸出手続き
まずは入国先の輸入条件を確認し、輸入許可を申請しなければなりません。輸入に関する手続きは入国先の在日大使館に連絡し、手続きに関する一連の流れを教えてもらいましょう。入国先へ輸入申請すると同時に、動物検疫所にて輸出検疫を受け、輸出検疫証明書を発行してもらわなければなりません。検査は空港内で当日受けることも可能ですが、1週間前までには事前に連絡しておくことをおすすめします。
また、狂犬病ワクチン接種証明書や狂犬病中和抗体検査結果証明書が入国先によって必要になるので、必要な種類に関して、事前に調べておくと良いでしょう。
日本へ入国する時
海外から日本へ入国する際にも、滞在先での輸出検疫と日本での輸入検疫が必要です。まずは滞在国にて狂犬病の予防接種、狂犬病中和抗体検査、マイクロチップによる識別を行い、滞在先の政府機関から検閲証明書を発行してもらいます。証明書には次の項目が記載されています。
・マイクロチップによる個別認識
・指定地域にて過去180日間飼育、もしくは日本から輸出後、指定地域のみで飼育
・指定地域において過去2年間狂犬病発生がなかったこと
・出国前の確認で狂犬病にかかっていないことが証明されていること
この証明書から上記の4項目が確認できた場合のみ、12時間の係留検査を経て入国手続きが完了します。確認できないと180日間の係留期間が必要になるので、注意が必要です。
海外へペットを連れていく時には
海外へペットを連れていく時も、海外からペットを連れて帰国する時も、さまざまな手続きが必要です。手続きに不手際があると、ペットの係留期間が延長されてしまい、長期間ペットと離れ離れになってしまうので、注意してください。手続きでわからないことがあったり、不安な点があったりする場合は、動物検疫所のHPを確認しましょう。
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