ペットの飼育頭数の増加率について解説します
ペットの飼育頭数の増加率について
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コロナ禍において、自宅での生活に癒しを得るために、ペットを新たに飼う人が増えているそうです。愛くるしいペットのしぐさや寝顔を見ているだけでも、心が癒されるというもの。そんなペットを撮影した動画を配信して楽しむ人も増え、ペットとの楽しみ方は新たな方向へ向かおうとしています。ところで、私達の生活に欠かせなくなっている犬や猫等のペットですが、現在どれほどの数が飼育されているのかご存知ですか?ペットを飼う人が増えている、といわれても実際はどうなのか、わかりませんよね?
そこで今回は、ペットの飼育頭数の増加率についてお話していきたいと思います。ペットについて、より深く知りたいと思われている方は、ぜひ最後までお付き合いください!
ペットの飼育頭数は増えている?
犬や猫などの飼育頭数はコロナ禍の中で増えている、といわれていますが、実際はどうなのでしょうか。犬と猫に分けてそれぞれ解説していきます。
犬の場合
ペットとして人気の高い犬。ここ数年の自粛生活の中で新たに飼う人が増えている、といわれていますが、実際のところ、総飼育頭数は2016年度より減少傾向です。一般社団法人ペットフード協会が毎年発表している「全国犬猫飼育実態調査 」によると、2016年には総飼育頭数が935.6万頭であったのに対し、2020年の調査では848.9万頭と、この5年間で約90万頭も減少しています。
これは飼い主である私達人間が、少子高齢化してきていることにより、新たに犬を飼育する人が減少しているからだ、という意見があります。
猫の場合
その愛くるしさから、ネットの動画でも話題の中心となることが多い猫。コロナ需要で新たな飼い主も増えているといわれていますが、2019年と比べて、2020年の総飼育頭数は微減でした。それでも2016年には930.9万頭だった飼育数も、2020年には964.4万頭になり、過去5年間で約35万頭も増えています。5年前は犬とほぼ同じ頭数でしたが、犬の飼育頭数が減少傾向にある中、現在では約100万頭、犬より多く飼育されています。
ペットの新規飼育頭数は増えている?
では、過去1年以内に飼育された頭数を示す「新規飼育頭数」はどうだったのでしょうか?コロナ禍の真っ只中であった2020年の新規飼育頭数について、犬と猫、それぞれに分けて詳しく見ていきましょう。
犬の場合
犬の場合、2019年の新規飼育頭数が40.4万頭であったのに対し、2020年は46.2万頭と、かなり伸長しています。過去5年間のうち、新規飼育頭数が最も少なかった2017年の38万頭と比較すると、約8万頭も増えています。
猫の場合
猫の場合においても、2019年の新規飼育頭数が41.6万頭であったのに対し、2020年は48.3万頭と、約6万頭も伸長しています。犬と比較しても2020年の新規飼育頭数は約2万頭多く、ここ数年の猫ブームが、このデータでも示されています。
ペットの新規飼育頭数が増加した理由とは
2020年においてペットの新規飼育頭数が増加したのは、コロナによる自粛生活が影響しているといわれています。外食や旅行にかけていたお金でペットを飼い、自宅で癒しを得ようとする動きがあったのではないかと考えられています。
新規飼育頭数が増加する中で落とす暗い影とは
ペットの新規飼育頭数が増加したということは、より多くのペットが新たな家庭に迎え入れられたということであり、それは良い傾向でもあります。しかし、この流れの中で飼育放棄の増加という、暗い話題も一方では増えています。ペットとして迎え入れられた犬や猫が、一方的な理由により連日保健所に連れてこられているのも事実です。
ペットの新たな家庭を増やすのと同時に、責任感の強い飼い主を増やすこともまた、今後の重要な課題といえるでしょう。
癒しをもらえるペットを大切にしよう
自宅で過ごすことが増えた昨今において、ペットと共に暮らすことは心の癒しになり、特に子供がいる家庭において、ペットは貴重な情操教育の時間を生み出してくれます。ペットの新規飼育頭数が増加することはペットに取っても、私達にとっても良いことですが、癒しをもらえるペットに対し、精一杯大切に育てることも忘れないでもらいたいものです。
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