うさぎの寿命と長生きのポイント3点!人間が健康のためにできること
うさぎの寿命は人間の8分の1!飼い方を見直して健康に長生き
この記事を読むための時間:3分
最近、ペットとして人気のうさぎ。大声で鳴かないことや、小さな部屋でも健康に暮らせることから、飼育頭数は猫・犬に次いで第3位に。
その一方で問題視されているのが、うさぎの高齢化です。飼う人や、うさぎのお世話グッズ・治療法が増えた結果、うさぎの平均寿命はかなり延びました。ですが高齢期のうさぎの介護のしかたは、犬や猫に比べてまだ情報が少ない状態です。戸惑ったり、介護をつらく感じたりする人もいます。
この記事を読み、うさぎの平均寿命、そして高齢期に備えた健康づくりの方法を学びましょう!
うさぎの寿命と老化スピードは人間の何倍?
まずは、うさぎと人間の寿命を比較しましょう。
うさぎは体が小さいうえ、神経質な性格。そのため寿命はほかのペットよりも短く、人間の8倍近いスピードで歳をとります。生後1年を人間でいう20歳とすると、生後7~8年で60歳近くの高齢期に!ポピュラーな犬や猫は、11~12歳くらいで高齢期を迎えます。比較してみると、かなり短いことがわかりますね。
デリケートなうさぎは介護も大変?
うさぎといえば、いつでも元気にピョンピョンと跳ね回っているイメージ。でも歳をとると、お世話も若いころとは少し違って、飼い主の手伝うべきことがたくさんあります。「うさぎの介護は犬や猫よりも大変」と感じる人も!
例えば、うさぎのトレードマークの長い耳。健康なうさぎは自分の足で耳裏を掻き、毛づくろいしています。ですが歳をとって寝たきりになったら、飼い主が代わりに耳掃除してあげる必要があります。加えて、うさぎは夜中に柔らかいフンを食べて(食フン)、食べ物の消化を助けつつ栄養を補う習性があります。歳を取ると、食フン行為もうさぎ自身でするのが難しくなり、飼い主が手伝ってやらなくてはなりません。
介護に備えて、うさぎの健康作りのポイントは3つ
寿命の近づいた高齢期のうさぎには、青年期よりも一層たくさんの介護が必要、ということがわかりましたね。では、うさぎが若いうちに、介護に備えてできることはあるでしょうか。3つのポイントを押さえ、うさぎの健康を維持しましょう。
ストレス対策
第一に考えるべき点は、うさぎのストレス。
「淋しいと死ぬ」といわれるほど、うさぎは繊細な生き物。少し生活が変わるだけでも不安に感じ、性ホルモンバランスによって大きく気性が乱れることもあります。飼い主は、このような工夫をしてみてはいかがでしょうか。
- 去勢・避妊手術をする
去勢・避妊手術をしたうさぎは、気性が穏やかになり、生殖器系の病気にかかることも減ります。結果、未去勢のうさぎよりも長生きすることが多いです。できればうさぎが若いうちにしてあげましょう。
- 必要以上に触りすぎない
なでてあげる・一緒に遊んであげるのは良い関係づくりに役立ちますし、うさぎにも良い気晴らしになります。しかしあまりスキンシップが過剰になると、却ってうさぎが疲れてしまいます。スキンシップは、うさぎがリラックスしているときだけにしてあげてくださいね。
- 遊ぶ時間の長さを決めておく
肥満予防のためにも遊びや室内の散歩は必要ですが、うさぎは疲れやすく、骨や関節も弱め。たくさんの運動や、ストレスによる「足ダン」で骨に負担がかかり、骨折してしまう場合もあります。
30分~1時間ほど自由に走らせるだけでも、うさぎの1日の運動量には充分ですよ。
上質な食事で歯と胃腸の働きを保つ
続いて、うさぎのごはんのあげかたも見直しましょう。
若いうちから、食物繊維の豊富な葉野菜や牧草をよく食べさせ、健康な歯と消化機能を維持しましょう。硬い草をかじることでストレス解消にもつながります。牧草は通販でもすぐ見つかり、余裕があればキットを使って育てられます。いつでもうさぎが喜んで食べられるよう、毎日たくさん用意しましょう。
食が細くなってきたら、低カロリー・低カルシウムのフードを選んで与えましょう。うさぎはカルシウムを吸収しやすい体質で、尿路結石症にもなりやすいのです。腎機能が低下する高齢期には要注意!
医食同源といいますが、うさぎにとっても日々の食事は健康管理のキモ。消化・排泄機能の弱くなる高齢期はなおさらです。食べるペースやお残し、フンの状態をよく見ましょう。
こまめな健康診断
うさぎの寿命を延ばすには、こまめに健康診断を受けさせることも必要です。体の不調が早めにわかり、アドバイスをもらえるので、デリケートなうさぎの世話には欠かせません。
最低でも年に1~2回は診てもらうべきですが、飼い始めたころはクリニックに入ると、うさぎが緊張してしまうかも。2~3ヶ月に1度は病院に通って、病院の環境に慣れさせておきましょう。できれば子うさぎのうちから通えるといいですね。
おわりに:うさぎの健康寿命を延ばす3つの介護予防ポイント
この記事では寿命が短いうさぎが健康に過ごすために、若いうちからできることを3点お伝えしました。以下のポイントを押さえて復習しておきましょう。
- うさぎの寿命は7〜8歳前後で、介護も難しい
- 若いうちから適度な量の食事・運動で体の調子を保つ
- 2~3ヵ月に一度は獣医に行き、健康チェックと助言をもらう
うさぎは、ペットのなかでもかなりデリケートな生き物です。若いうちから胃腸や筋肉のはたらきを保ち、健康状態も把握しておきましょう。
高齢期に入っても「ピョンピョンコロリ」を目指し、長生きしてほしいものですね。
安井商店の「SONAE」は高齢ペットにも安心
ペットが歳をとると、疲れやすさや食の好みも変化してきて、飼い主もどんなフードにすべきか悩みますよね。特に、うさぎと一緒に飼われることの多い犬。犬は硬いドライフードから柔らかな缶詰へと、食べ物の変化がはっきりとわかります。
安井商店の「SONAE(ソナエ)」は栄養満点の馬肉を使った無添加ウェットフードで、歳をとった犬の体にも優しい味です。さらに特殊な技術で保存性が良いことも特徴のひとつ。飼い主の体調不良時・災害時など、何かあったときにもすぐごはんをあげられます。
安井商店の「SONAE」フードで、高齢のペットにも満足いく食生活を!
前の記事へ