【震災で避難。猫の食料は?】種類・量はこれだけ準備しておこう

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Cat Food

 

愛猫のための震災対策「食料備蓄」について

 

この記事を読むための時間:3分

 

いつ起こるかわからない、震災。地震が発生して避難要請が出ると、猫の飼い主さんは基本的に愛猫と一緒に避難することになります。

その際に持ち出す食料は、そんなものをどれくらい準備しておけば良いのでしょうか?この記事では、愛猫のための震災対策「食料備蓄」について紹介します。

 

7日分の食料備蓄が理想!

もしものための食料備蓄は、7日分が理想です。

東日本大震災のとき、ペット用の救援物資の緊急性が認められず届くのが遅くなったという報告もがありました。ガソリン不足により車が走れなかったことも物資の到着が遅れた理由のひとつです。

コンビニやペットショップも営業再開まで時間がかかることがあり、その間は手持ちの食料で過ごさなければなりません。もしものために、猫のためのフード・水は多めに準備しておきましょう。

環境省は、持って行くフード・水の量を「少なくと5日分[できれば7日分以上が望ましい]」としています。できれば7日分、荷物が多すぎて逃げるのに支障がでそうであれば5日分にするなど調節してください。

 

震災・避難時用キャットフードの選び方

持って行く量はわかりました。続いてはどんなものを持っていけば良いのか、キャットフードの選び方を紹介します。

 

食べ慣れているものがベスト

猫には、初めて食べるものや見知らぬものを拒否する「ネオフォビア(新奇恐怖症)」という習性がよく見られます。そのため、避難所の慣れない環境におかれるとご飯を食べなくなってしまうことも。

体力や健康のために、非常用に新しいキャットフードを用意するのではなく、いつも食べているフードを準備してあげるのがベストです。

 

多頭飼いならみんなが食べられるものをチョイス!

多頭飼いをしている方で、普段は別々のフードを与えている方も多いのではないでしょうか?

しかし、避難所で一匹ずつ違うフードを与える余裕はなかなかありません。療法食が必要な子以外には、みんなが食べられるもの1〜3種類ほどを選んで準備しておくのがおすすめです。

 

水分が摂れるウェットタイプもあると便利

ウェットタイプのフードも用意しておくと水分補給もできて便利です。いつもと違う環境で水を飲まなくなってしまったり水が足りなくなってしまったりしても、少しでも愛猫の健康を守れます。

ただし、ウェットタイプのフードを備蓄する際は、長期保存ができるパウチタイプにする、封を開けたものを保存できる容器も用意するなどの工夫も必要です。

 

「ローリングストック」で備蓄食料を管理しよう

備蓄する食料は、ローリングストック方式で管理するのがおすすめです。ローリングストックとは、新しく購入したものを備蓄へ回し、その分備蓄を消費する保存方法です。

ドライフードにも消費期限があり、多くのものが製造から1年〜1年半に設定されています。中にはもっと長期保存が可能なものもありますが、保存料や防腐剤がたくさん入っているのではと不安になりますよね。

ローリングストック方式を採用すれば、常に新しいものを備蓄しながら、購入したフードを無駄にせず消費できます。

 

【まとめ】食料関連・準備しておくものリスト

最後に、食料関連で準備しておくものをリストにしてみました。非常用荷物を用意する際の参考にしてくださいね。

 

  • キャットフード(食べ慣れたもの)…5〜7日分
  • 水(軟水)…5〜7日分 / ミネラル分の多い硬水は尿結石の原因に。人間用を分け与える形でも良いので軟水を用意してください。
  • 食器…フード用・水用の2つあると便利です。
  • ラップ・ビニール袋…フード用の食器を洗わなくて良いように、ラップやビニール袋で覆うと良いです。
  • 療法食・薬…1週間分以上 / 支援物資でも手に入らないことが多いので、多めに用意しておきましょう。最新のものを準備できるようにこまめに入れ替えてください。

 

震災のために猫の食料はたくさん準備しておこう

震災が発生して避難した際の、猫のための食料備蓄について紹介しました。非常時にはペット用の救援物資は届くのが遅くなる可能性が高いため、できれば7日分の食料・水を準備しておくのが理想です。

飼い主さん用の避難荷物と合わせると荷物が多くなってしまうので、実際に荷物を全部持ってみながら備蓄するものを決めるのがおすすめ。可能な範囲でたくさん準備しておいて、震災の時も安心して避難できるようにしましょう。

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