台風が近づくと犬が不調になる?気象病の原因と対策を徹底解説
台風が近づくと犬が不調になる?気象病の原因と対策を徹底解説
この記事を読むための時間:3分
台風が近づくにつれ、「何だか犬の様子がおかしいな…」「調子が悪いのかな…」と感じることってありますよね。
しかし、「原因がよくわからない…」「どうすればいいんだろう…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、台風が近づくことで引き起こされる「気象病」の原因と対策について解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
台風が近づくと犬は不調になる?その原因とは
台風が近づくと調子を崩すという犬は少なくありません。
その原因となっているのが「気圧の変化(低気圧)」です。
皆さんのなかにも、天気が悪い日に「頭が痛くなる」「関節が痛む」といった不調を感じる方も多いでしょう。
犬も同じように気圧の影響を受け体調を崩すのです。
もっと言うと、気圧の影響で自律神経が乱されることによって、さまざまな不調が引き起こされています。
見た目には不調が分かりずらい犬もいますので、日頃からよく観察してあげましょう。
気象病によく見られる症状
気象病によく見られる症状は以下の通りです。
- 行ったり来たり落ち着きがなくなる
- 元気がなく寝てばかりいる
- 食欲がなくなる
- 下痢や血便をする
また、持病のある犬は体調を崩しやすい傾向があるため、特に注意が必要になります。
- 大きなケガや関節の病気→傷や関節の痛み
- 脳神経系の病気→てんかん・水頭症・脳腫瘍
- 心臓の病気→心臓発作・肺水腫
これらの持病がある犬は、それぞれ大きな病気につながる場合がありますので注意深く観察してあげましょう。
不安な場合は、動物病院で相談することをおすすめします。
気象病への対応策
先ほど説明したとおり、気象病の原因は気圧の変化にあります。
しかしながら、気圧のコントロールは不可能なので、気象病を防ぐことは難しいです。
そのため、対処療法的な対応が中心となります。
具体的には、
- 落ち着けるような環境をつくる
- 普段から体調の変化を観察する
- 自律神経のバランスを整える
などが挙げられます。
順番に見ていきましょう。
落ち着けるような環境をつくる
犬が不調を感じているようなら、無理をさせず落ち着けるように環境を整えてあげましょう。
具体的には、
- じっと寝ている→起こさないようにそっとしておく
- 食欲がない→量を減らす・ウェットフードに変える
- 温度や湿度を整える
など。
人間と同様に、ご飯を食べてしっかりと休めば体調も回復してきます。
気象病かなと感じたら、ゆっくり休めるような環境づくりを意識していきましょう。
普段から体調の変化を観察する
雨などの天気の悪い日の体調を普段から観察しておくことも重要になります。
というのも、事前にどのような不調があるか確認しておくことで、症状が予測できるためです。
普段から症状が重い場合は、動物病院に相談し、薬などをあらかじめ用意しておきましょう。
自律神経のバランスを整える
先ほど説明したとおり、自律神経のバランスが乱れることにより体調を崩してしまいます。
そのため、日頃から自律神経を整える生活を意識すると、気象病予防に有効です。
具体的には,
- 朝と夕方に運動する(散歩)→夜遅い時間に運動させない
- エアコンをかけすぎない
などが挙げられます。
生活リズムが乱れていると、自律神経のバランスが崩れやすくなりますので、もう1度見直してみましょう。
まとめ
気象病を防ぐことは難しいため、犬の様子をよく観察し対応していく必要があります。
日頃から生活リズムが乱れないように気をつけて、症状が出た場合はゆっくりと休ませてあげましょう。
台風は頻繁に発生するものではないので、この記事を参考にうまく乗り切ってください。
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