子犬がワクチンを接種する場合のベストな時期とは?混合ワクチンの接種数についても

子犬がワクチンを接種する場合のベストな時期とは?混合ワクチンの接種数についても

LINEで送る
Pocket

子犬

 

ワクチンの接種の時期と接種数について

 

この記事を読むための時間:3分

 

子犬を自宅に迎え入れたときに、まず必要となってくるのが病気の予防をするためのワクチン接種です。しかし気になるのが、ワクチンを接種するタイミングとワクチンの接種数についてではないでしょうか。

ワクチン接種はどの時期に行くべきか、接種する必要のあるワクチンの数はどの程度かをまとめました。

また、法律で接種が定められているワクチンや、病気に掛からないために任意で接種するワクチンについても詳しく解説を致します。これから、愛犬のワクチンの接種を検討中の場合は、この記事を最後まで読んで参考にしてください。

 

ワクチン接種をするのに良い時期とは

犬と飼い主

 

愛犬にワクチンを接種させるのに、ベストなタイミングとはどのような時期なのでしょうか。まずは、子犬がワクチン接種をするのみ良い時期について説明をして、続いてワクチンの接種数について解説を致します。

 

ワクチンの接種時期とは

子犬がワクチンを接種するのに一番良い時期とされているのは、生後1ヵ月半~3ヶ月頃とされています。この頃の子犬は、初乳からの免疫が日を追うごとに減っていきます。

また、生まれたばかりの子犬は、免疫系統が未熟ということもあり自分自身で免疫抗体を作ることができません。

免疫抗体を、自身で作ることができるまでは母犬の母乳に含まれている移行抗体と呼ばれている免疫抗体によってたくさんの病気から子犬を守ることが可能です。

移行抗体は、生後3週間~4週間ほど経過すると離乳食に変わっていき、生後6週間目ほど経つと少しづつ減少を始めて、12週目~14週目までになると消滅をします。

移行抗体が減少する頃には、子犬自身で免疫抗体を作ることができるようになっているでしょう。ただし、移行抗体がある程度減少すると、感染病に対して抵抗力が弱くなってしまいます。感染病に掛からないよう免疫力を上げるためにワクチン接種が必要です。

移行抗体が消えてしまう時期は、子犬によって違いが出てきます。しかし、近年のワクチンは母犬の移行抗体が影響を及ぼすことは少なくなっています。生後45日~60日前後にワクチンを打っていれば、心配することはないでしょう。

 

ワクチンの接種数はどのくらいか

犬のワクチンには、接種をしなければいけないものと飼い主が判断をして任意で接種するタイプの2種類に分けられています。犬のワクチン接種において、義務付けられているのは「狂犬病ワクチン」です。

狂犬病は、ウイルスを持っている犬や猫だったり、コウモリに咬まれたりしてできた傷から侵入して発症する病気です。万が一、狂犬病に発症してしまうと人や動物に関係なく100%死亡します。しかし、人間の場合は感染後にワクチンを接種すると発症を防ぐことは可能です。

そのため、狂犬病のワクチンは狂犬病予防法と呼ばれる法律で接種を義務付けられています。日本の法律において、3ヶ月齢以降の犬に対して1年に1回は狂犬病ワクチン接種をしないと、飼い主には20万円以下の罰金が科せられます。

その他に、飼い犬の登録をしない場合であっても同様に20万円以下の罰金が科せられるので注意しましょう。

続いては、病気にならないように飼い主の判断で摂取するワクチンについて説明をいたします。

こちらは、大きく2種類に分類されており「コアワクチン」と「ノンコアワクチン」です。

コアワクチンは、任意ではあるものの全ての犬が接種すべきと考えられているワクチンと考えられています。コアワクチンは「ジステンパーウイルス感染症」「アデノウイルス感染症」「パルボウイルス感染症」の3つとなっています。

長い時間免疫力が維持できるため、摂取することをおすすめします。費用に関しては、各病院によって違いはありますが、5000円~10,000円を目安に考えると良いでしょう。

ノンコアワクチンは、在住地やライフスタイルに合わせて接種するワクチンです。

こちらは、「パラインフルエンザ」「レプトスピラ感染症」「コロナウイルス感染症」「ボルデテラ・ブロンキセプチカ感染症」です。持続時間が短いこともあるため、必要な時期に適宜接種をするようにしましょう。

 

接種するべきワクチンは忘れないようにしよう

子犬を自宅に迎え入れたときは、命を預かる飼い主として責任を果たせるよう、行うべきことを忘れないようにしましょう。この記事を最後まで読んで、ワクチンについての知識を深めてくださいね。

コメントは受け付けていません。

LINEで送る
Pocket

ペットの防災・非常食などでお悩みならぜひご相談ください。業務用にも対応しております。

お問い合せはこちら お問い合せはこちら arrow_right
keyboard_arrow_up