台風を怖がる犬の行動とは?理由や接し方も解説します
台風を怖がる犬の行動とは?理由や接し方も解説します
この記事を読むための時間:3分
台風が近づいてきて、「犬の様子がいつもと違うな…」「怖がっているのかな…」と感じることってありますよね。
そんなとき、「どのように接してあげればいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、台風を怖がる犬が見せる行動とその理由、また犬との接し方について解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
台風を怖がる犬の行動
台風を怖がる犬がよく見せる行動は以下の通りです。
- 行ったり来たり落ち着きがなくなる
- 震えが止まらなくなる
- 人から離れなくなる
- 大きな音や声に敏感に反応する
- 手足をよく舐める
- 食欲がなくなる
- 下痢や血便をする
いつもと違う行動が大きなケガなどにつながる場合もあります。
よく観察し、異変にいち早く気づいてあげられるようにしましょう。
台風を怖がる理由
犬が台風を怖がる大きな理由は、
- 台風による音
- 気圧の変化
この2つです。
順番に見ていきましょう。
台風による音
犬の聴覚は人間の4~10倍ともいわれており、とても優れています。
そのため、台風による雨風や雷の音を敏感に聞き取り、聞きなれない音に恐怖心を抱いてしまうのです。
恐怖心を和らげるためには音への対策は必須になります。
テレビの音量を上げるなど、気を紛らわせるような対応をしていきましょう。
気圧の変化(低気圧)
皆さんのなかにも、「天気の悪い日は頭が痛くなる」「関節が痛む」といった不調を感じる方も多いのではないでしょうか。
犬も人間と同じように不調を感じています。
低気圧によって不調を感じやすい犬は、気圧の影響を受けて恐怖心を感じることがあるようです。
しかし、気圧のコントロールは難しいので、温度や湿度を整えたりとペットが落ち着いて過ごせるような環境づくりを心がけましょう。
台風を怖がる犬との接し方
台風を怖がっている犬に対しても、基本的には慌てずにいつも通り接しましょう。
というのも、怖がっているからといっていつも以上に構ったり、なだめたりすると、犬がそれを感じ取ってさらに不安になってしまうからです。
あくまでもいつも通りを心がけましょう。
一緒にいてあげるだけでも不安を和らげることができますよ。
犬の気を紛らわせて恐怖心を和らげよう
とはいっても、飼い主としては少しでも恐怖心を解消してあげたいですよね。
そこでいくつか具体的な対策をご紹介します。
- テレビや音楽を大きめの音量で流す
- ドアの開け閉めなど大きな音を立てないようにする
- 一緒に遊んで気を紛らわせる
- 窓から離れたところに安全地帯をつくる
台風を怖がる大きな要因が音によるものなので、このように音を感じさせない対策、気を紛らわせる対策で恐怖心を和らげてあげましょう。
また、動画サイトなどを活用し、普段から台風の音に慣れさせるトレーニングをしておくのも非常に効果的です。
始めは小さい音から徐々に音量を上げて慣らしていきましょう。
異変を感じても臨機応変に対処しよう
異変に気づいたときには、
- 食欲がない・嘔吐する→食事の量を減らす・ウェットフードに変えてあげる
- 震えが止まらない→近くにいてあげる
- パニックになり攻撃してくる→そっとしておいてあげる
このようにその都度、様子を見ながら対応してあげましょう。
また、あまりに不安な状態が続いたりパニックがひどい場合は、獣医師に相談することをおすすめします。
抗うつ薬の投与など適切な対応を施してくれるでしょう。
まとめ
台風の音を怖がって、犬は落ち着きがなくなったり食欲がなくなったりする場合があります。
しかし、怖がっているからといって、特別接し方を変える必要はありません。
一緒に遊んで気を紛らわせたり、過ごしやすいように環境を整えて、不安を取り除いてあげましょう。
この記事を参考に、台風のときの犬との接し方をもう1度考えてみてください。