ブリーダーだからできること|その仕事内容と大切な役割とは?
ブリーダーの仕事内容と「求められること」をわかりやすく解説
この記事を読むための時間:3分
多くの人が考えるブリーダーの仕事内容は、「犬や猫のお世話をして、生まれた赤ちゃんを販売する」という程度かもしれません。しかし、ペットを購入する人の中には、比較的気軽に立ち寄ることができるペットショップではなく、ブリーダーの元へわざわざ足を運ぶ人がいる事も事実です。ではブリーダーは実際に、どんな仕事をしているのでしょうか。この記事ではその辺りを掘り下げてみたいと思います。
ブリーダーのお仕事
ブリーダーは、犬や猫などの動物の交配・繁殖を行い、ペットショップを通じて流通させるのはもちろん、購入者と直接取引をすることもあります。当然、動物に関する専門的知識が必要ですし、命を預かる職業なので、その責任の重さを理解している必要があります。
また、直接購入された方から相談を受けたり、購入後のアフターケアをするなど、大切に育てた我が子を里親に出すかのようなきめ細やかな対応がペットショップと大きく違う点なのかもしれません。
直接ブリーダーから購入するメリット
ペットショップではなく、敢えてブリーダーから動物を購入したいと考える人は、意外に少なくありません。どちらも同じようなイメージですが、ブリーダーから購入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
親に関する情報を聞くことができる
動物の親に関する情報は、ペットショップでは知ることができません。しかし、ブリーダーから購入すれば、両親に会わせてもらえたり、両親の性格や健康状態、他の兄弟に関する情報などを、聞くことができます。
性格や育った環境などを知ることができる
ブリーダーから購入する場合、大抵の場合は育った場所を見せてもらえます。初めてのペットで不安な場合は特に、生まれてからどんな環境だったのかを見学すれば、その後のペットとの関係性を築くためのヒントがもらえるかもしれません。
飼い方などを指導してもらえる
動物は人間と同じで、同じ環境で育っても性格に違いがあります。購入後に、予想外の問題行動や、自分で解決できそうにないトラブルなどが起きた場合、対処できずに頭を抱えるということも少なくありません。そんな時、生まれたときから世話をしているブリーダーなら、その子への接し方や飼い方など、わからない点を指導してもらえるので安心です。
動物たちの将来のためにブリーダーに求められること
2024年以降、フランスではペットショップでの犬や猫の販売が禁じられることとなり、その後はブリーダーからの購入か、愛護団体からの譲渡のみになります。犬や猫が狭いケージで展示されることが虐待に当たったり、購買者の衝動買いを助長してしまう可能性があるため、ペットショップだけが販売禁止の対象となったのかもしれません。
動物愛護の観点からすると、日本は欧州と比較して100年遅れていると言われているため、日本がフランスのようになる日はまだまだ先となりそうです。しかし、唯一認められた犬や猫の購入がブリーダーからということで、現在横行している「利益重視」の悪質ブリーダーの撲滅は今後の大きな課題となりそうです。
まとめ
ブリーダーの仕事は、単に犬や猫を繁殖させて流通させるだけではありません。購入者と直接取引をする場合は「販売して終わり」なのではなく、新しい飼い主の元でペットたちが幸せに暮らせるよう、きめ細やかなアフターケアをすることもあります。
動物の気持ちに寄り添った仕事という点では、当店も共通している部分があります。犬や猫などのペットの防災について考え、長期保存が可能な栄養満点のフードを作っております。非常時の困りごとは人間も動物も同じ。いざという時のためにペットの分の備えもどうぞ忘れずにご準備くださいね。
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