コロナ禍でペットの新規飼育頭数が増加したことによる経済効果とは
コロナ禍でペットの新規飼育頭数が増加したことによる経済効果について
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コロナ禍においてペットの需要が増える中、ペット関連企業の売り上げも伸長しています。ペットフードやその他ペット用品の国内市場規模は4000億円以上に達し、医療やその他サービスの市場を合わせると1兆円を越えるといわれています。ここまで伸長したペット関連業界の今後はどうなっていくのでしょうか?
今回はペットの新規飼育頭数が増加したことによる経済効果について、いろいろとお話していきます。
コロナ禍で増加したペットの新規飼育頭数
コロナ禍において、ペットの新規飼育頭数は増加傾向にあります。2020年度の全国犬猫飼育実態調査によると、犬の新規飼育頭数は46.2万頭、猫の新規飼育頭数は48.3万頭と、いずれも前年を大きく上回っています。これはコロナ禍における、巣ごもり需要が影響しているのではないかと考えられています。
ペットの新規飼育頭数増加による経済効果は?
ペットの新規飼育頭数が過去5年間のうちで最高数値を記録する中で、ペットフードやペット用品の売り上げも4000億円以上に達しています。ペットショップや動物病院、ペットシッター等のマーケットを合わせると、その市場規模は1.5兆円にも達するそうです。これは単に新しくペットを飼う人が増えただけでなく、既存のペット飼育者の意識が変化し、ペットフードやペットグッズに関して、より優れたものを求めるようになったことが起因しているのではないかと考えられています。
売り上げが伸長したペット関連業者
ここ数年で売り上げが伸長したペット関連業者は次の2つです。
・ペットフード会社
・ペット保険、トリマー、ペットホテル等のサービス業者
これら2つの業態について、売り上げが増加した理由もからめながら詳しく解説していきます。
ペットフード会社
ペット需要が高まる中、ペットフード会社の売上も着実に伸長しています。これはコロナ禍による巣ごもり需要により、ペットを飼う人が単純に増えたことも当然理由として考えられますが、健康志向、高級志向のペットフードが数多く開発される中、既存の飼い主による購入機会の増加も影響しているものと思われます。
ペット保険、トリマー、ペットホテル等のサービス業者
ペットフードやペットグッズ等、ペットに直接関わる商品の売り上げだけでなく、ペット保険のような、間接的なサービスを提供する会社の売り上げもここ数年で伸長しています。これはペットを「家族の一員」として扱う風潮が飼い主の間に広まってきたことの表れだとも捉えることができます。また、トリマーやペットホテルなどのサービスを利用する飼い主も増加し、これらのサービスを提供する業者の売り上げも伸長しています。
ペット関連業界の市場が拡大している理由とは
ペット関連業界の市場が近年拡大しているのは、ペットフードやペットグッズなどの直接ペットに関連した商品が拡充したことに加えて、ペット保険やペットシッター、動物医療施設などの関接的サービスが拡充したことも原因として考えられます。また、ペットを「家族の一員」として扱う飼い主が増えたことにより、1匹当たりにかける飼育費用が増加したことも起因しているかと思われます。
生体販売の問題点
ペット需要が増え、ペット関連市場が拡大しているのと同時に、ペットの生体販売にまつわる事件も増加しています。非常識なブリーダーが劣悪な環境で大量に繁殖させることによって、飼育崩壊が起きていることもよくあります。動物の尊い命を踏みにじるようなこの犯罪行為が、ペット市場の拡大が進むにつれて大きな問題となっているのも事実です。
ペット業界の今後のあるべき姿とは
コロナ禍でペットが家族として迎え入れられる機会が増え、ペットのためにあらゆるサービスが拡充することは喜ばしいことですが、その一方でペットの尊い命が粗末に扱われていることも事実です。ペットや、ペットに関連したサービスを提供する側も、される側も、責任感を強く持つことが求められます。
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