子犬がワクチンアレルギーになった場合の症状と処置方法について

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子犬と一緒に生活をする上で、必ず必要となるワクチン接種。1年に1度は必ず行うという飼い主の方も多いでしょう。しかし近年では、ワクチンを接種した後にワクチンアレルギーを発症してしまったという方もいらっしゃいます。

実際に、愛犬がワクチンを接種した後にアレルギーが発症してしまった場合は、どのような症状が出るのでしょうか。

また、発症時の処置方法はどうすれば良いのでしょうか。

家族の一員である愛犬がアレルギーを発症してしまったら、飼い主としてどのように対処すればよいのか分からない方も多いかと思います。

この記事では、子犬がワクチンアレルギーになった際の症状と処置方法について詳しく解説をしていきますので、ぜひ参考にしてください。

ワクチンアレルギーの症状が出た場合の処置方法

愛犬にワクチンアレルギーの症状が出たといっても、飼い主の判断だけでは状況の判断は難しいかと思います。もともと、予防接種をするためにワクチンを打ったのに体調が悪くなるのは納得がいかない部分もあるでしょう。

ここでは、ワクチンアレルギーを発症した場合の症状と処置方法について解説をしています。

ワクチンアレルギーの症状とは

ワクチンを接種した後にアレルギーが発症する症状としては、大きく2つに分類することができます。一つ目は、「即時型アレルギー」です。

この症状は、ワクチンの接種をしてから30分以内に発症する症状です。この症状は、アナフィラキーショックに陥る可能性があり、場合によっては命の危険があります。

症状としては、「ぐったりとして動かない」「吐き気」「酸素欠乏症」などです。発症率は15000分の1と非常に低いのですが、決して0ではありません。

二つ目の症状は、「非即時型アレルギー」です。この症状は、ワクチン接種をしてから半日以内と、ある程度の時間が経過してから起きる症状です。

症状としては、「顔が腫れる（ムーンフェイス）」「蕁麻疹」「下痢・嘔吐」です。アレルギー症状に関しては、稀に起きる症状です。

そのため、飼い主さんの中には、病院に来院したストレスで起きた症状と判断をしている方もいらっしゃいます。

ストレスで起きる要因もあると思いますが、念のため掛かりつけのお医者さんに連絡をすることをおすすめします。

ワクチンアレルギーの治療方法について

ワクチンアレルギーを治療する方法は、軽度の症状に関しては様子を見るかアレルギーの症状を抑えるために注射を打ち、症状が落ち着くまで内服を続けます。

しかし、アナフィラキーショックを起こしてしまった場合は、緊急的な処置が必要となるため入院となることが多いです。非常に稀なケースではありますが、様子がおかしいと感じた場合は自身で判断はせずに、すぐに病院に向かいましょう。

ワクチンアレルギーが起きたときの処置方法

ワクチンを接種した後は、上記で説明したような症状が起きてしまう可能性が少なからずあります。とくに、重症化になってしまうアレルギーの場合は約30分前後で症状が発生し命を落としてしまうケースがあります。

ワクチンの接種後からアレルギーの症状が発生するまでの時間が短いと、症状が重くなる確率が上がり、ワクチン接種後は愛犬の観察はしっかり行いましょう。

また、重症化しないケースでもワクチン接種後から12時間以上経過して発症する、非即時型アレルギーもあります。

即時型アレルギーと比べると重症化するケースは少ないのですが、それでも必ず動物病院に連絡をしてください。

また、今までワクチンアレルギーを起こしたことが無い場合でも、体質の変化によって突如アレルギーを発症する場合があります。

ワクチンを接種する場合は、できる限り早い時間帯に受診をして1日を通してワクチンアレルギーが発症しないか観察するようにしましょう。

また、お医者様からも言われると思いますが、2～3日後は運動やシャンプーは止めておくようにしてください。

ワクチン接種後に異常を感じたら迷わず病院へ

ワクチン接種をした後に、この記事で説明した症状が少しでも現れたら自身の判断で様子を見ることはしないようにしましょう。迷わずに動物病院に連絡をして、急いで向かうようにしてください。