猫風邪は先住猫にうつる!?多頭飼いするときの隔離方法と期間
猫風邪は先住猫にうつる!?多頭飼いするときの隔離方法と期間
この記事を読むための時間:3分
野良猫を保護して多頭飼いをする場合は、先住猫に病気をうつさないよう注意が必要です。とくに保護した猫にくしゃみや鼻水などの症状が見られる場合は、猫風邪にかかっているかもしれません。そこで今回は先住猫を猫風邪から守る方法をご紹介します。一緒に飼ってもいいか不安に思っている人は、ぜひ参考にしてください。
猫風邪は先住猫にうつる!
一般的に猫風邪は他の猫にうつる可能性があります。
猫風邪とは
猫風邪とは「猫鼻気管炎ウイルス」や「猫カリシウイルス」とも呼ばれている上部気道疾患です。主にくしゃみや鼻水、目やにを伴う結膜炎といった症状が見られます。ウイルスの種類によっては口内炎や発熱、食欲不振などの症状も出るので、野良猫を保護したら不調がないかよく確かめることが重要です。
先住猫に猫風邪をうつさないよう注意しよう
猫風邪はウイルスによって引き起こされます。接触することでウイルス感染する恐れがあるため、猫風邪にかかっている野良猫と先住猫をいきなり会わせるのは控えてください。
まずは保護した猫に猫風邪のような症状が見られたら、早めに病院を受診して検査を受けます。猫風邪が完治するまでは引き離して飼い、治ってから対面させましょう。
先住猫を猫風邪から守るには
先住猫が猫風邪にかからないよう、予防しておくことも可能です。
先住猫の予防法
猫風邪はワクチンを接種することで感染を防げます。多頭飼いを考えている人は、動物病院で先住猫にワクチンを打ってあげましょう。
猫風邪は多頭飼いをしない場合でも、窓から野良猫が入ってきたときや飼い主が外から原因菌を持ち帰ったときにうつる恐れがあります。愛猫をウイルスから守るためにも、ワクチンは年1回の接種が理想です。
猫風邪をもつ新入り猫の治療方法
猫風邪にかかっている新入り猫には、注射や目薬、飲み薬などを投与して治療します。しかし、これらの治療薬はウイルスに直接効果があるわけではなく二次感染を予防するためのものです。あとは安静にして自然に回復するのを待ちます。
保護した猫と先住猫の隔離方法・期間
保護した猫と先住猫はどのように隔離すればいいのでしょうか。隔離方法と期間をご紹介します。
隔離方法
保護した猫と先住猫は別の部屋で飼うのが理想です。もし部屋を分けられない場合は、保護猫のケージを段ボールや布で覆って先住猫が接触できないようにしましょう。
飼い主が保護猫を触った手で先住猫に触ると、ウイルスをうつす可能性があります。保護猫の世話が終わったら、面倒でも都度手を洗って消毒をしてください。
隔離期間
猫風邪の症状が治まってもウイルスはしばらく体内に潜伏しています。先住猫にワクチンを打ち、保護猫が回復してから3週間以上経っていれば、そろそろ対面させてあげましょう。
猫風邪の症状や程度は個体差があるため、不安な場合は獣医に相談してから猫同士を引き合わせてください。
猫風邪だけじゃない!先住猫にうつる可能性のある病気
猫風邪以外にも先住猫にうつる可能性のある病気があります。
外部寄生虫・内部寄生虫
ノミやシラミ、耳ヒゼンダニ、ヒゼンダニなどの外部寄生虫と回虫、鉤虫、条虫などの消化器官にいる内部寄生虫は感染のリスクがあります。
ノミは貧血やノミアレルギー性皮膚炎、シラミはフケやかゆみ、耳ヒゼンダニは外耳炎、ヒゼンダニは顔のかゆみ、脱毛、フケなどを引き起こすので、猫を保護したら症状がないかチェックしてください。内部寄生虫の感染では嘔吐や下痢などの症状が出ます。
命に関わる病気
まれですが、猫エイズウイルス感染症、猫白血病ウイルス感染症、猫汎白血球減少症など命に関わる病気に感染することもあります。これらの病気はワクチンで予防することができるため、定期的なワクチン接種を心がけてください。
まとめ
猫風邪は他の猫にうつる可能性があります。猫を保護したら猫風邪のような症状が出ていないか確認し、気になることがあれば病院を受診しましょう。保護猫が猫風邪にかかっている場合は、先住猫にうつさないようしばらく隔離して飼います。ワクチン接種も高い確率で感染を防げるので、ぜひ定期的に病院で打ってもらってください。
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